第27回 マーケティングの枠組み(続編):世界的にもユニークなIBMのMarket Intelligence
- ito4001
- 5 日前
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前回の記事では、IBMが2000年代初頭にどのようにしてグローバル規模で体系的なマーケティング組織を構築したのか、その全体像を解説しました。今回の続編では、その中でもIBM独自とも言える、他社にはなかなか見られないMarket Intelligence(MI)という職能・組織にフォーカスします。
世界の多くの企業では、市場調査や競合分析はマーケティング部門の一部業務に過ぎません。しかしIBMは、Market Intelligenceを独立した専門職能・キャリアパスとして制度化し、マーケティングの中枢に据えていた点が非常にユニークでした。なぜIBMはこのような組織を持ち、どのように経営判断や現場の実行力を支えていたのか。そして、なぜ他の欧米大手や日本企業で同じ形が普及しなかったのか。今回はこのテーマを掘り下げ、日本のBtoBマーケティングにとっての示唆を考えます。
IBMが2000年代初頭に導入したマーケティングディシプリン。その中でも「Market Intelligence(MI)」という職能は、単なる市場調査やデータ分析係とはまったく違う役割を担っていました。
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